洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

ワダケンタロウについて

ワダケンタロウについて書きたいと思う。

 

ワダケンタロウ。

 

僕の親友。向こうはどう思っているのかはわからないが僕の中では紛れもなく親友だ。

 

ワダケンことワダケンタロウは身長178センチ(徐々に縮んでいるらしい。高校生の頃は182センチはあったらしい)の体重60キロ(一時期75キロくらいあったがそれは後で書く)の痩せ型。顔はミスチルのボーカルの桜井似(つまり中途半端な顔。イケメンともギリギリ言えるクラス)。性格は怠惰で出不精。基本無気力。コミュ障。出身は関西の姫路。

 

そんなワダケンと僕が出会ったのは大学一年の始めの頃だ。

 

今となってはどうやって知り合ったのは定かではない。何かの授業で偶然知り合い、お互い近所に住んでいることが判明し意気投合したような気がする。

 

ワダケンの第一印象は暗いし何かオドオドした奴というものだった。関西出身の癖に全然明るくないな(当時の僕は関西人が全員明るいという偏見を持っていた。それはブラジル人が全員サッカーが上手いというようなものだろう)と思っていた。

 

出会って暫くしてワダケンが家にやってきた。いや僕がワダケンの家に行ったのかもしれない。

 

そしてお互い上京してきてまだ友達もそんなにいない寂しさからよくお互いの家を行き来するようになった。

 

よく話すようになってからわかったことはワダケンは第一印象の暗さは初対面の人間に対してだけだということだ。お互いの家を行き来するようになってからはよく喋るようになった。

 

その頃、二人で何を主に話していたかというと将来とどう大学生活を謳歌するかについてだった。将来については僕が一方的にワダケンに将来に対する熱い思いをぶつけていたような気がする。当時の僕は弁護士になり頭角を現した後にタレントとしてテレビにも出て最終的には政治家になるつもりだった(思い切り橋下徹に憧れていた)。当時はともかくビッグになることだけを考えていた。上京する前に矢沢永吉の『成り上がり』を読み感銘を受けていたのだ。何でも良いから有名になることだけを考えていた。そんなイタイ(まあ当時の僕くらいの人間から一定数いるだろう)僕の話ワダケンは笑いもせずに聞いてくれた。ビッグになったら車とか買ってくれとか言っていたような気がする。あとマンションの金とかも払ってくれとか。そんなワダケンの願いを全て軽く受け入れていた僕は将来的に年収が3000万くらい稼げるだろうと漫然と考えていたような気がする。頭おかしいよ。弁護士→タレント→政治家という夢は一年の夏くらいには諦めたような気がする。予想以上に法律が難しかったからだ。大学は僕とワダケンも法学部だったのだがギリギリついていけるくらいの頭しか持ち合わせていなかった。そんな奴が弁護士になんかなれるわけがないというのは流石に僕の頭でも理解できた。

 

そんなイタイくらいに大きい夢を抱えていた僕とは違いワダケンは就職できたらどこでも良いという地に足のついた考えの持ち主だった。当時の僕はそんなワダケンを見下していた(ごめん)。せっかく東京に出てきたのに小さくまとまってどうするんだ。なんでも良いからともかく勝負すべきだとワダケンに説教していたような気がする(ごめん)。

 

大学生活をどう謳歌するか、どう華のキャンパスライフを送るかについても熱心に話し合った。行き着いた答えは簡単でイケているサークルに入ることだった。イケているサークル。テニサーとかサッカーサークルとかとにかく女子からモテそうなサークルに入り彼女を複数作ることを夢見ていた(当時の僕はまだ一回も彼女すらできたことがなかったのに)。二人とも充実した大学生活というとイケているサークルに入り楽しい仲間たちに囲まれ、彼女を作ることだと思っていた。

 

そして彼女に話になったときにワダケンのB専が発覚した。ワダケンはとんでもないB専だったのだ。僕が可愛いと思う人(世間一般でも可愛いといわれるような人)をワダケンはとことん否定する。逆に僕がブスだという人(世間一般でもブスだと言われるような人)をワダケンは絶賛する。これには驚いた。ワダケンはAKB48の島崎遥香をブスだというのだ(確かに島崎遥香は好みがはっきりと分かれる顔立ち顔しれないが)。

 

確かにワダケンの見せてくれてワダケンの元カノが映ったプリクラを見せてもらうととんでもないブスが映っていた。