洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

あの頃の僕は。。。。。

大学進学を期に上京した当初は野心バリバリだった。この四年間を誰よりも有意義なものにしてやる!と息巻いていた。当初の計画では学生団体とか立ち上げたり、起業したり、デカいクラブイベント打ったりとかして八面六臂の大活躍の末に読モの彼女を何人もはべらかす生活を想像していた。その頃の僕は手の付けられない程の阿保だったのだ。

 

現実の僕は大学が始まって一週間で絵に書いて掲げたような自堕落な放蕩三昧生活を送っていた。酒、女、博打の負のトリプルコンボ。というのは冗談で、毎日毎日池袋のジュンク堂書店自己啓発本を読んでいた。飽きもせずに毎日授業をサボり一日中自己啓発本を読んでいたのだ。結局思いのほか詰まらなった大学生活を打破するための答えを自己啓発本に求めていた。まあこれもある種の自堕落生活だと思う。学生の本分である勉強という義務を放棄して読書ばっかりしてたのだから。

 

自己啓発本の作者は紆余曲折を経てなんやかんやいろいろあって結局は大金持ちに有名になる。どの本もそれの繰り返し。自己啓発本をいくら読んでも、読んだ後と何も変わらない僕。何も進展していないのは僕だけだった。失敗も成功もない。なぜなら何もしていないから。本ばかり読んでいるのだから。

 

朝が来て夜が来て読書して食らい眠りこける。それが再現なく続く。楽しそうな周り。それに反比例するように吐き気がするほど退屈だった僕。今、思えば現状を打破するのは簡単だった。答えを自己啓発本に求めるのはやめれば良かったのだ。本に答えを求めずになんでも良いから行動を起こせばよ良かった。それが理解できたのはもっと一年くらい後だった。

 

難しく考えすぎだった。行動を起こすのにいちいち理由なんかいらなかった。失敗を恐れすぎていた。周りをもっと見渡すべきだった。僕くらいの年齢の若者は至るところにガツンガツン頭をぶつけながら傷だらけになりながら学んでいくべきだった。これをもし読んでいる新入生がいたら恐れずに様々なことにチャレンジして欲しい。成功の失敗も対して意味はないと思う。

 

人生は長い。その時の成功も失敗もただの途中経過でしかないから。君たちはまだ若い。犯罪以外なら何をやっても許されのだから精一杯頑張って欲しい。老婆心ながらアドバイスさせてもらった。なんでも良い。なんでも良いしどんなに惨めでかっこ悪くても良いから精一杯【走って】欲しい。僕のお願いはそれだけです。