洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

荒廃

俺は手足を縛られ口には猿轡をあてがわれ床に転がされていた。ここはどこかの廃病院のようだ。俺は目の前で行われていることを直視することができない。恋人であるサキコがヤスダにケツを思いきり蹴られている。ヤスダの靴の先端がサキコのケツの中にめり込む。「ううううううっ!」と声をあげるサキコ。しかしその顔は恍惚の笑みを浮かべている。

もっともっととケツへの蹴りをヤスダに要求するサキコ。俺は目を閉じるが嫌でも声が聞こえてくる。おらいくぞ、この雌ぶたがあと言い放ち再びサキコのケツへケリを入れる安田。んもおおおおおおおおおおおおおと叫び声をあげる。もっともっともっとおおおおおおおおおおおおおお。

その瞬間俺の意識はブラックアウトした。俺とサキコとヤスダは三人で良く晴れた日にピクニックをしていた。「俺とサキコが付き合ってどう思った?」と俺はヤスダに聞いた。ヤスダは別にどうも思わねえよと答えた。嘘つけ。お前もサキコのこと好きだったんだろ。ヤスダ。俺は知ってるんだぜ。

誰がこんなブスのことなんか。強がるなよ。「やめて。あたしのことでケンカしないで!」とサキコがいきなり安いメロドラマのような科白を言い放ったので俺とヤスダは噴き出してしまった。好きだったよ。サキコのこと。ほらな。でもお前で良かったよ。お前になら譲ってもいいよ。ははは。親目線かよ。いつまでもこんな時が続けばいいと俺は心底思った。

意識が戻り目を開けるとヤスダがサキコのケツに何度も思い切りケリを入れている。ああああああああああああ!もっともっとキてええええええええええ!と叫びサキコ。どうやら夢じゃないないらしい。