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洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

白昼夢だったような。。。。。。。。

僕は深夜二時過ぎの閑散としたサンシャイン通りを歩いていた。昼間の活気とは打って変わりそこにはただのうすら寒い沈黙が鎮座していた。すると目の前から大学生風のカップルがやってきた。カップルの女のほうが前傾姿勢で腹部を抑えながら「もうこの場から一歩も動けない」と言っていた。どうやら女が大便を我慢していうようだ。男は「もうすぐトイレだからね!頑張って!」と何度も言っていてまるで出産直前の妊婦を励ますようだった。女のほうはさっきからノロノロとカタツムリにも越されそうなスピードで微かにしか前進していなかった。僕はやれやれと思った。このままではあの彼氏の男は朝日と恋人の女の大便を漏らした姿を同時に拝むことになるだろう。

 

 

僕は距離を取りあのカップルのやり取りを眺めていたが本人たちは必死なのかもしれないが喜劇にしか見えなかった。チャップリンが言うように悲劇は遠くから見たら喜劇なんだという名言を改めて痛感した。それにこれはある意味でとても貴重なシーンを見ることができるかもしれない。考えてみれば女が大便を漏らす姿なんて生まれてから一度も見たことが無かった。男はけっこう頻繁に漏らすことは知っているし、自分として一ヶ月に一回は漏らす。けれど女が漏らすというのはあまり聞かない。これはもしかすると今日見ることができるかもしれないと僕の胸は高鳴った。

 

 

見ると男がどこからか水色の大きい樽を持ってきて「大丈夫!大丈夫だから!」と言っていた。何が大丈夫なんだろうか。あの男は何を考えているのだろうか。いざとなれば自分の恋人の女にあの樽でしろ言っているのだろうか。脳みそをまともに活用しているとは到底思えない。相も変わらず女はナメクジスピードで歩を進めている。気が付くと僕の顔には笑みがこぼれていた。コントだ。あれはコントだ。事実は小説より奇なりというか事実はコントよりおもろいのだ。

 

 

すると男が「ぷ~~」と場違いなおならをした。男と女は笑いだした。緊張と緩和。人間が最も笑いやすい瞬間だ。次の瞬間女はその場に崩れ落ちた。元旦におろし立ての下着を付けるような晴れやかな顔で女は「で、出ちゃった」と言った。男はまるで女をただの人糞を見るかのような目で見ていた。なぜかこっちまで大便をしたくなった。