洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

げんじつ

コンビニの外の喫煙所で俺は必死に女を口説いていた。女は年は二十代後半。OLのような恰好をしている。肉感的な体つきをしていて服の上からでも豊かな乳房の持ち主であることが伺える。派手な顔立ちをしておりどことなくハーフっぽい。非常に男受けするであろう顔立ちだった。

「お願いだから飯くらいいこうよ」俺は必死に懇願する。「嫌。あんたなんかに興味ないから」にべもなく断る女。それでも俺は引き下がらない。なんとしてもこの女を落としたい。ベッドの上でひいひい喘がしてやりたい。

俺の気持ちが見透かされたのだろうか。「あんたただ私とヤリたいだけでしょ?」と言われてしまった。その通りだったので思わず、そうだと言いそうになったが間一髪のところで耐えた。

「ヤリたいだなんてそんな、ただ君があまりにも可愛いから一緒にご飯くらい食べたいなあって思っただけだよ。もちろんヤリたいかヤリたくないかで言えばヤリたいよ。だって君はあまりにも魅力的だもの。君とヤリたくない男なんているわけないよ」「ほら、ヤリたいんじゃん」「それはだから例え話であって」このままでは埒があかない。次第に俺は腹が立ってきた。

なんで俺がこの女にここまで平身低頭でいなければならないんだろうか。こんな頭の悪そうな女に。好みの男にはすぐ股を開きそうな貞操観念ガバガバそうな顔してるこんな女に。幸い女と俺以外周囲に人はいなかった。

俺は女の口を手で塞ぎ瞬時に路地裏に連れ込んだ。鞄の中にカッターナイフが入っていることを思い出し取り出して声を出したら刺すと脅す。必死に頷く女。俺は女のスカートの中に手を突っ込む。あっと声を出す女。俺はそのまま女のヴァギナに指を入れようとする。

陰毛だろうか。にしては微かに振動している。というか陰毛の感触ではない。これは。これは虫?俺は咄嗟に手を引っ込める。女はにやにや薄気味悪い笑みを浮かべている。自分からスカートを捲し上げ下着を膝まで下し、両手でヴァギナを広げる女。そこには大量の蠅が詰まっている。うわあああああと叫ぶ俺。ヒステリックな甲高い声で笑い出す女。そこで俺の意識は途切れる。気が付けば俺は病院のベッドにいた。

医師によれば俺は路地裏で意識を失っていたらしい。偶然通りかかった人が俺を運んでくれたらしい。あの女の正体はわからないが一つだけはっきり言えることはもう素性がわからない女を抱こうとするのはこりこごりだということだ。

きちんと出会い、デートをし、三回目のデートで愛のあるセックスがしたい。いやしよう。これからは。きちんとコンドームも付けて。

 

 

っていうコンドームのCМを考えたんですけどどうですかね?