洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

文武両道

自分は生まれたときから、母親がいなかった。

 

父だけの片親だった。当たり前のように家庭に母親がいる友達が羨ましくてしょうがなかった。母親の手作り弁当が羨ましかった。

 

運動会や参観日に母親が来ている友達が羨ましかった。

 

母親と喧嘩したと愚痴っていた友達が羨ましかった。

 

自分は小さい頃から常に母親を求めていた。母性に異常に飢えていた。

 

そのせいなのだろうか。

 

彼女のおっぱいばかり吸ってしまう。一日中でも吸ってしまう。

 

僕の異常なおっぱいの吸い付きぶりに愛想を尽くしてフラれてしまうことも多々あった。

 

「恋人と赤ちゃんは両立しないの」

 

とある元恋人に別れ際に言われたこのセリフが今でも忘れられない。