うはうはパート2
僕、アパートに住んでるんですけど最近上の部屋の奴がうるさいんです。
毎晩深夜にドタドタと、ぶつかり稽古してるんじゃねえかってくらいの騒音出してやがるんですよ。
僕ももう我慢の限界なんでアウトレイジの西田敏行みたいな感じで「おい!!ワレ、コラァ!! 毎晩ドタドタうるさいんじゃボケコラァ!! 調子乗るんもええかげんにせえよボケ!!」と怒鳴り込んでやろうと考えてるんですよ。
でもやっぱり僕って博愛精神の塊なんでね。都内でも随一の平和主義ですからね。
ほら、やっぱり人類って皆兄弟なわけじゃないですか?
僕って思うんですよ。人類ってホントは男も女もないんじゃないかって。
男も女もないし、犬も猫もその他の動物もなく、みんな一つの魂に過ぎないんじゃないかって。
その魂はもともと同じ形で、ただ現世に降りてきた時点での入れ物が違うだけじゃないかって。
入れ物っていうのはつまり体のことですね。
それがある魂の入れ物は人間だったり、犬だったり猫だったりするわけですよ。
ここまで読んでくれた人は、もしかしてこれ書いてる藤田ってかなりヤバい奴なんじゃねえかって思ってるかもしれないですけど正解です。
僕ヤバい奴ですから。
完全頭バグってますから。
んで話戻しますけど、僕って博愛精神の塊なわけだから争いは好まないわけですよ。
アウトレイジの西田敏行みたいな感じで怒鳴り込んでいったら口論になる確率は火を見るより明らかじゃないですか。
友好的に解決したいんですね。僕は。
だからオネエになって注意することにしました。オネエになって。
オネエってなんかいてくれるだけ場が和むじゃないですか。
あの独特なテンションで。もちろんオネエの方だっていろいろ抱えた上でああいった高いテンション維持しているのはわかります。
でもあのテンションで注意されたら、向こうも怒るに怒れないと思うんですよね。
なんか拍子抜けみたいな感じになると思うんですよね。
だからオネエで注意してきました。「ちょっともうヤダ~!!毎晩アンタホントうるさいんですけど~~!もうどんだけ~~!!!(握り拳で人差し指だけ立てて左右に振りながら)」
っていう感じのIKKOさん口調でね。
そしたら秒でドア閉められましたよ秒で。
流石の僕も腹立ちましたよ。平和主義でも自衛はやりますからね。
平和ってのはただただやられることではありませんからね。
奴の家のポストに、下の部屋の者だけど毎晩の騒音で安眠を妨害されているからこれ以上続くようなら法的措置もじさないという旨を書いた紙をぶちこんでやりましたよ。
震えて眠れボケが。