洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

や銅外線

深夜フラフラと散歩してたら足元から「クウゥ~!」という音が聞こえた。なんだろうとよく見てみるとヒキガエルが交尾をしていた。さらによく見るとヒキガエルは三匹いた。交尾中のに二匹とそれを邪魔する一匹。仮にその交尾の邪魔をするヒキガエルぴょん吉とする。

 

そんでそのぴょん吉は交尾中のヒキガエルの上に飛び乗ってみたり、合体している隙間から入り込もうとしたりとにかく必死。ふと周りを見ると他にも交尾中のヒキガエルが三組いた。そうかぴょん吉。お前はあぶれたのか。敗残者なのか。なんだかまるで自分を見ているようで俄然ぴょん吉に感情移入する俺。

 

スポーツ観戦でもなんでも負けているほうを必死に応援しちゃう性質の俺。セックスがスポーツだと言っているわけでは断じてない。必死に交尾中のヒキガエルの邪魔をするぴょん吉

 

負けるなぴょん吉。がんばれぴょん吉。ここが人生の正念場だぴょん吉。俺の応援にも熱が入る。ぴょん吉もさぞかし辛いだろう。なにせ目の前で交尾を見せ付けられているのだ。これじゃ生殺しだ。何度も必死に食らいつくぴょん吉。ホント飽くなきチャレンジ精神。

 

見てるこっちまで涙が出そうになってくる。勝てぴょん吉。しかし交尾中のカエルのガードは固く、切り崩せない。しまいには俺も足とか使って交尾中のヒキガエルを引きはがそうとしたりしてた。でも全然離れない。ナニコレ。どゆこと。いくら引きはがそうとしても全く離れない。

 

もうねこれ諦めるしかない。家に帰ってセルフですっきりして寝ろぴょん吉って心の中で俺は言った。でもよく考えてみると今の状況って人様の合体中にいきなり飛び込んできて「おい、姉ちゃん俺にもヤらせろ、バカヤロー!おいダンカン!お前もなんか言ってやれよコノヤロー!らっきょお前もだよバカヤロー!タカ!お前もこっち来い!おい!義太夫、今飯食ってんじゃねーよバカヤロー!(首カクッカクッ)」と言ってるようなもんなわけで。

 

ぴょん吉。お前が悪い。お前みたいなデリカシーのない奴はヤれなくて当然だ。ていうかこんなぴょん吉とか言ってる場合ではない。俺だ。まず俺自身がヤれてない。その状況から打破しなくては。毎日毎日自分でスコスコばっかだと俺の息子があまりにも不憫だ。ていうかわけで誰かヤらせろコノヤロー!!(首カクッカクッ)コマネチ!今日の元気が出るテレビはここまで~!表彰状~!