洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

僕は今、春

こう見えて僕は両利きだ。左右どちらでもお茶碗を持てるし、字も書ける。元々の利き手は右手だ。何も突発的に両利きになったわけではない。話は遡るが、中学の頃の体育の柔道で誤まった受け身をして右手を複雑骨折して三か月間使えなかった。

 

それで否が応でも左手で生活の全てを賄うしかなく、加速度的に左手の可能領域が増えたということだ。ノートなども左手でとるしかなく気が付けば右手よりも字が上手くなっていた。

 

ここでは友達にノートをとってもらえば?というハートウォーミングな意見は受け付けない。僕にそんな親切をしてくれる友達何て誰一人としていなかったからだ。もちろん中学生という性欲が盛りのついた犬の如く盛んだった時期だからマスターベーションは欠かすことはできない。

 

右手は使えなかったので左手でピストン運動をした。馴れない左手のピストンは思うのほか気持ちよかった。慣れ親しんだ右手がベテラン風俗嬢なら、左手は入店したばかりの新人嬢と言ったところ。

 

世紀の大発見だと当時の僕は喜んだ。まあ悲しいかな、結局毎日左手でピストンしてたらこなれてきて右手よりもスムーズにできるようなった。馴れというのは恐ろしい。あの頃の僕にドストエフスキーの名言を送りたい。『人間はどんなことにもすぐ馴れる動物である』