洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

テストからの帰還

 

 どうも、藤田っす。

 

いやー昨日さ、久しぶりに徹夜したんだよね。完徹しますた。

 

テスト前日に。

 

もうどうしても単位落とせないからね。

 

生来の寝太郎気質の俺でも、さすがにね。

 

勉強しましたよ。

 

しゃかりきにペンを動かしたら思いのほか気持ちい。あれ?

 

もしかして俺って勉強好きなんじゃかいかってあやうく勘違いしそうになりましたよ。

 

こんなに真剣に勉強に取り組んだのマジでいつ以来だろって感じ。

 

大学受験の時もこんなに勉強しなかったかも。

 

実は俺ね、ここだけの話ね、青山学院大学を目指していたんです。

 

青山学院大学。オシャレの聖地、誰もがうらやむ立地表参道に校舎があるオシャレキャンパス。

 

通っている人間も揃いも揃っておしゃれ。

 

芸能人、アナウンサーも数多く輩出するマーチ群に属する一流大学。

 

数多の受験生が日夜、青山学院大学に入るために四当五落の精神で勉強に励んでいることでしょう。

 

俺もね、ド田舎のイもくささ全開フルスロットルの高校生でしたから。

 

当然憧れ倒しますよね。青学。

 

必死で勉強しましたよマジで。

 

青学に入ればマジで人生リセットできるって当時は思ってました。

 

これまでのクソダサかった人生からの脱却。

 

高校時代のクラスの男女比は女子が37人で男子が3人しかいないまさにハーレム。

 

クラス替えもなく本来ならば本能の赴くままに酒池肉林を享受できたはず。

 

しかしモテるための行動が見事に空回り、次第にクラス内での立ち位置が悪くなるばかりでいじける一方の高校生活を刷新することができるんじゃないかと。

 

青学に入れば、薔薇色のキャンパスライフが手に入り読者モデルの彼女の一人や二人簡単にできるだろうと思っていました。

 

そんなわけで本当に遮二無二に勉強しました。

 

最終的には青学以外大学じゃないという強迫観念というか歪んだ思想に駆られていました。

 

風呂も入らなくなり、眠気防止の対策のためにほとんど食事もせず。

 

それでも眠くなると太ももに待ち針などを指して勉強しました。

 

そんな努力むなしく青学に入ることはできませんでした。

 

しかし僕は一切後悔はしていません。

 

なんでだと思いますか?

 

全力を出し切ったから? 違います。

 

やっぱり地元に残りたくなったから? 違います。

 

もっと偏差値が高いところに受かったから? 違います。

 

正解はですね。

 

受験会場のトイレでとある事件を起こしてしまったんです。

 

受験当日のお昼休憩中に尿意を催して小便をしにトイレに入ったんですね。

 

それで緊張のせいか、チャックを下してイチモツを手で支えることなく放尿してしまったんですね。

 

男子ならわかると思いますが、イチモツを固定しないとおしっこってマジでぶれるんですよ。

 

そんなわけでおしっこを全部小便器の横にスペースに向かって放っていたんで、そこらへん一帯が僕のおしっこの海になってしまったんです。

 

直径1メートル以上はあるおしっこ溜まりを見てその場にいる全員が凍りついてました。

 

僕は居ても立っても居られなくなって、その場から逃げ出してしまいました。

 

顔とかばっちり見られていたのに。

 

そんなわけで、仮に青学に受かっていたとしても神聖な青学を汚した男として非国民みたいな扱いを受けたと思うんですよね。

 

ハリーポッターでいうマグルみたいに。

 

だから、まあ受からなくて良かったです。

 

今ですか?

 

お陰様で今は楽しく大学生してますよ。

 

最後に人と話したのいつだっけなあ。

 

詩ね。