洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

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前から気になる女の子がいた。特段美人というわけでもないが色白でさっき出来上がったばかりのようなつるりとした耳と鮮やかなピンクのマニキュアが印象的な女の子だった。おそらく僕と同じ学科で講義を前のほうで一人で受けている姿をよく見かけてた。

今日たまたま僕が東京大学安田講堂前のベンチで本を読んでいる(僕が在学している東洋大学東京大学は徒歩15分くらいの距離なので何かといってしまう)とその子が僕の前を通り過ぎた。

突然のことなので驚いたが僕は気になりその子の後を付けた。僕は気になる子の後を付けるのがほとんど趣味といっても言いくらいなのだけどこれって別に変なことじゃないよね?その子は学生寮を通り過ぎ、医療棟を通り過ぎ大学書店に入った。

そして彼女は司法試験関連の本を熱心に読みふけったいた。まさか司法試験でも受けるのだろうか。確かに僕と彼女は法学部に所属しているが東洋はそこまで法律に力を入れいるわけではないし、偏差値もそんなに高くはない。到底受かるとは思えない。本人の努力次第ではあるけれど。

彼女はしばらく司法試験関連の本を読みふけっていたので僕も何か見てみようとあれこれ探してるうちに彼女はどこかへ行ってしまっていた。おそらく今日のことがきっかけで僕と彼女が親密になることなんてないだろう。現実なんてこんなものなのだ。ちゃんちゃん。