洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

今、39度の熱がある。ハッキリ言って高熱だ。会社員なら間違いなく会社を休むし(モーレツ社員は別だが)、主婦なら家事をしないだろうし、学生なら学校を休むはずだ。ああ。やばい。意識が朦朧としてきた。全身から気持ち悪い脂汗が噴き出しているし、寒気もする。しかし俺にはやらねばならぬことがある。そう、オナニーだ。おい。今、笑った奴。出て来い。絶対いるだろ?俺にはわかるんだ。画面越しにお前の薄ら気持ち悪い笑い顔が俺には手に取るようにわかるんだ。

今の俺にとってどれほどオナニーが優先度の高いか知らないだろ?俺はついさっきゼミ合宿から帰ってきた。一週間のゼミ合宿からな。俺は落ち着いた環境でしかオナニーすることのできないガラス細工のような繊細なハートの持ち主だから、合宿中にみんなが寝静まった後にこっそりトイレとかでオナニーというスリリング行為をできなかったんだ。精神が太い奴は毎日でもやるんだろうがな。まあ、つまり俺は一週間もオナニーをしていないんだ。これがどれほどのことかわかるか?

俺は毎日最低三回はオナニーする。調子が良いときは五回だ。そんな俺が一週間の間、全くオナニーしなかったんだぞ?その辛さやたるや。お前らの想像をはるかに超えるているよ。そんなもんだから禁断症状も出てきてさ。絶えず俺の如意棒はギンギンに鉄鋼のようにそそり立ってたから、常に背中丸めた前傾姿勢でいなきゃならなかったし、焦点だって合ってなかったし、呂律だって回ってなかった。もう鍵穴とか見ても、その小さい穴に入れたいとか思ってたしな。どうだ?やばいだろう?

そんなこともありながらようやくさっき帰ってきたから、さっそく一発オナニーだ!とパソコンを起動させオカズ探しに没頭していたらどうも寒気が半端じゃないし、頭も痛いってんで体温計で熱を測ったら39度もあったわけだ。けれどもう俺の如意棒はギンギンにそそり立って臨戦態勢に入っている。今からこいつを鎮めるにはもう一発抜くしかない。

する。俺はする。この命に代えても。オナニーを。俺を止めることは誰にもできない。個人じゃもちろん、国家だって俺を止めることはできないんだ。今だってもうパンツを脱いでいる。エロ動画だってもう再生している。しかし、熱のせいなのか体に力が入らない。フラフラする。手に力が入らない。今の俺では如意棒を思いっきりしごくことが出来ない。

クソ。ここまでだ。俺は静かにベッドに横になり目を閉じた。パソコンから聞こえてくる女優の喘ぎ声をBGMに俺は眠りについた。エロい男、ここに眠る。