悪名初夜
今のバイト先の店長はハゲている。ハゲと言ってもいろいろあるので詳しく説明すると頭頂部からハげるタイプのハゲで、平たく言うとザビエルみたいな感じになっている。
ザビエルはハゲではなく信仰上の都合であのような髪形にしていたが、店長は天然物。希少価値高いよ。ごめん。言い過ぎた。そして店長はまだ20代後半。もしかすると自分もあと10年もしない内に店長みたいになるのではないかと思うと背中に氷水を入れられたような気分になる。
しかし僕の父親は50代だがフサフサであるから大丈夫だ、ビビッて損した。あははこりゃ傑作と思っていると同僚から隔世遺伝の法則を聞かされた。つまりこれは父親がハゲていなくても祖父がハゲていたら自分のハげる可能性があるというものらしい。
しかも僕の祖父は確かハゲだった。すげえハゲだった、。サザエさんの波平みたいな感じ。あちゃー。やばいね。まあ、まだハげるとしても数年あるからワックスつけて毛先遊ばせまくります!そうすると余計にハゲるスピード増すのかな。
ちなみに前のバイトの店長はフサフサで、前の前はハゲだった。わお、ここでも隔世遺伝の法則。違うか。