洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

サイレントマジョリカマジョルカ

サイレントマジョリティー。少数派意見。このような言葉を耳にするだけで胸糞悪くなる。普通とは何なのか。誰にとっての普通なのか。安っぽいJポップの歌詞に声高に個性を主張しているけれど、現実世界ではそうもいかない。

 

周囲と足並みを揃えないと白い目で見られる。僕は嫌だった。そんな世界が。僕は嫌だった。周囲に溶け込めない自分自身が。狂おしいほど嫌だった。

 

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大学一年生の夏、初めての彼女ができた。あれは立っているだけでも滝のように汗が噴き出る夏だった。その頃の僕は平たく言って性欲の権化だった。寝ても覚めても卑猥なことしか考えていなかった。性欲に付き動かされて彼女を作ったようなものだった。今となってはあの頃の自分を殴りたい。

 

ひどい話だが、僕はさっそくできた彼女に溜まりに溜まった自分の性欲をぶつけようとした。付き合った初日にホテルに行ってセックスをしようと提案していた。彼女のしぶしぶ受託。念願叶ってホテルの一室に入り、お互いすっぽんぽんになった。

 

僕は何よりもしたいことが一つあった。どうしてもやってみたいことがことがあった。興奮を抑えきれずさっそく彼女にリクエストしていた。「君のおしっこが飲みたい☆」彼女はそれを聞くと顔を青ざめ急いで服を着て部屋を出て行った。彼女が去り際に言い放った「てめえ、ガチきめんだよ!」という言葉が僕の胸を切り裂いた。

 

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僕は五反田の繁華街をあてどなくさ迷っていた。なぜ自分がここにいるのか全くもってわからなかった。気が付いたらここにいたのだ。客引きの若い男が「おにいさん!おっぱいどう!?」とテンション高めで聞いてくる。「悪いけれど気分じゃないんだ」と言って断ると、「おにいさん、МっぽいからSMクラブいっていじめてもらいなよ!」と言ってきた。

 

聞くところによると女王様と呼ばれる存在にいろいろいじめられるらしい。さらにいじめる方もできるらしい。僕は行ってみることにした。彼女対する罪滅ぼしというか、いじめられることで少しでも自分自身の気持ちを軽くしたかった。その時僕はひどく内罰的だったのだ。

 

受付でプレイを選択するとそこには『放尿プレイ』という文字があった。どうやら女王様という存在に顔面におしっこをかけられるらしい。僕はようやく自分が行き着く場所を見つけたのだ。

 

これからはもう誰にも遠慮しなくて良いんだと僕は思った。ここでは自分を偽る必要がなくありのままの自分をさらけ出すことができる。これでいつでもおしっこを飲むことができる。誰にも邪魔はさせない。決して誰にも。。。。。。

 

 

 

追記

おしっこ飲みたい欲はありません。巨乳好きではあります。