secret base 僕まだもらってない。。。。。。。。
君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望忘れない
10年後の8月 また出会えるの信じて
最高の思い出を、、、、、、
聡明な皆さんなら何の曲かもちろんわかりますよね?
そう secretbase~君がくれたもの~ です。
誰しもが一度は体験する幼いころの小さな恋の悲哀を歌った曲で有名ですよね?
斜に構えたルサンチマンの僕の心の琴線にも触れた数少ない曲でもあります。
これを聞くと包皮もまだ向けていない童貞キッズだったころの淡い思い出が蘇ってきます。
あの頃は雑木林に捨てられた雨に濡れて異臭を放つエロ本を探すことを生きがいにしていました。
ふふふ。
どうせ皆さんのことですから藤田にはろくな思い出がないと思っているんでしょ?
ところがどっこいあるんですよ。
セピア色に縁どられた淡い淡い思い出がね。
今日はそのことについて書こうと思います。
当時小学校高学年だった僕は一人の女の子に恋をしていました。
深淵の令嬢を彷彿とさせながらも気さくでフレンドリーでクラスのマドンナ的存在の雪子ちゃんにです。
クラスの男子全員が雪子ちゃんのことを好きだったんじゃないかな?
僕の地元は青森の田舎なんですけど、雪子ちゃんは全くそこの似つかわしくないというか、周りの子が年相応というか町相応という感じのなか一人だけ都会からやってきたかのように洗練されていたんです。
そんな雪子ちゃんと帰る方向が一緒だったこともあり、僕は他の男子よりも少しだけ親密だった気がします(希望的観測かな?)
雪子ちゃんは本当に優しい子でいつものように二人で下校していたんですけど、僕が調子に乗ってガードレールに上に乗っかってふざけていたんですね。
そしたら案の定といいますか、ガードレールの上から落っこちて膝小僧をすりむいてしまったんです。
それを雪子ちゃんがポケットから真っ白いハンカチーフをだして綺麗に血を拭きとってくれたんですね。
真っ白いハンカチーフが僕の血でジワジワと汚れていくうちに申し訳なさで胸が張り裂けそうになりました。
僕なんかのためにそのハンカチーフを使わなくても良いのに!と心の中で叫んでいたように思います。
ある日そんな雪子ちゃんから、僕はきっと坊主頭が似合うと言われたのでさっそく坊主にして次の日雪子ちゃんに見せたら、とても褒めてくれて、背中に羽が生えたかのような多幸感に包まれたのを覚えています。
しかし、僕はとんでもないものを見たのです。
放課後、一度家に帰宅してから忘れ物に気づいてまた学校に取りに戻ったんですね。
そしたら、たまたま雪子ちゃんの机のうえに交換ノートが置きっぱなしになっていて見てはいけないと思いつつも好奇心を抑えきれず見てしまったしまったんです。
そしたらなんと僕のことが書いてあるんじゃないですか。
藤田に坊主頭が似合うと言ったらさっそく坊主にしてワロタwwwと。
悪意のこもった文章を発見してしまったんです。
そうです、雪子ちゃんは深淵の令嬢どころかただの漫画に出てくるクラスに一人はいる可愛いけど性根が腐りきった奴だったんです。
あれ?
全然淡い思い出じゃないな。
むしろ苦い思い出じゃん。
思い出したら腹立ってきたわ。
おい。雪子。おめえまじで同窓会であったら覚えとけよマジで。
只じゃおかねえからなマジで。
追記
フィクションです。