深夜のドンキで感じたもの。
このブログはフィクションです。主要成分は嘘と妄想ですからあしからず。
それでは始まりるでざますよ。真面目に始めなさいよってね。
今日もねいつものように深夜散歩、いや深夜徘徊してたんだよね。
目的もなくただブラブラと行き当たりばったりに歩いてたら急にピカピカ光る御殿が見えてきて、あの絶妙に安っぽく光るお城はもしかするとラブホテルかな?って思ってたらまさかの不良キッズの聖地ドンキホーテだったんだよ。
急に現れたから心底驚いたわ。
でもなんていうかこのドンキは立地的なせいなのかわかりませんが、寂れ感というか寂寥感が半端ないですね。
もう寂しさが違うんですよ。ダムに沈む町の小学校的な、上手い例えが出できませんがとにかく寂しいんだわ。
店の前に鎮座してる四メートルくらいのランドマークなのかは知りませんがドンキの公式キャラの闇落ち感も半端ないしね。
それでそのドンキ公式キャラがくるくる回ってるんですけど、もう本当にね、絶望の輪舞を踊ってるようにしか見えないだわ。
んで、まあ店外の説明はここまでにして、中に入ったんですよ。
店外に関してはめっちゃネガティブキャンペーンしちゃったんだけど、店内はヤバい。
なんていうか程よい乱雑さが本当に落ち着く。
なんだろうあのゴチャゴチャした感じが逆に落ち着くんだよね。実家みたいな。
隙間なく商品を並べてるから半ば迷路みたい。これを圧縮陳列って言うらしいんだけど、お客さんに宝探し的な喜びを味わって欲しいからこういう感じにしてるんだって。
元々の名前は泥棒市場って言うらしい。ネーミングセンス(笑)
でもマジでこーゆー店好きだわ。なんだろう、ドンキって深夜ドラマみたいなお店だよね。
亜流の良さっていうか、なんとも形容しがたいんだけど小洒落たお店よりは全然好き。
猥雑なグッズも多いし、良い子ちゃん向けのお店って感じじゃないところも好きなんだよね。
綺麗すぎる川には魚も居つかないっていうしね。このぐらいのほうが逆に良いのかもね。
んで店内を一通り物色してから外に出て併設されてるクレープ屋でクレープ買ったんだわ。
ほら俺って大の甘党じゃん? 銀さんもびっくりの甘党だよ?
え?銀さん甘党って設定は作者もきっと忘れてるって?
ギャーギャーうるせーよバカヤロー!発情期ですかコノヤロー!ってね。
こんなやりとりも読者も皆さんがいてくれるおかげですよ。
まあクレープのほうは食べる度に口の中で至福のハーモニーを奏でるっていうほどじゃなく、可もなく不可もなく。バランスが取れてる感じ。サッカー日本代表の長谷部みたいな感じかな。
けど一人で深夜クレープ食べてたらなんか人恋しさの極致に達したよ。
世間のカップルはクリスマス近くで絶えず脳内麻薬全開でビバリーヒルズ青春白書のようにこの時期を楽しんでいるというのに。
俺は何をしているのだ?
同じ大学の萩野君や桐生君は世界を相手に各々の競技の記録を更新しようと血みどろで頑張っているのに。
俺はなぜクリぼっち記録を更新しようとしているのだ?
このままでは俺は無駄に年を重ねるだけのただの年男になってしまう。
俺はこのまま天涯孤独で終わるのか。
ああ、独居老人まっしぐら。下流老人まっしぐらだ!
誰か、誰か、この負け組ど真ん中の男に愛を!
スプーン人さじの愛で良いからくれっ!!
頼むよ。。。
松崎しげるの「愛をください」を歌って待ってるからさ。
かしこ