洗体戦隊

クソ大学生の日々の日記

嵐の後に

先日、強い風と雨の夜に近所の公園にブラジャーが落ちていたことはこのブログでも言及しましたが、今日再び見に行ってみたらそっくりそのままありました。そのブラジャーを見つけた瞬間、僕は歓喜で全身が打ち震えました。このどん詰まりの平成日本で公園に落ちているブラジャーを誰も盗らないなんてことが起こりうるなんて僕は信じられませんでした。

 

 

 

普通の男ならば落ちているブラジャーを見つけたら持ち帰って「クンカクンカしたい」「舐めたい」「付けたい」「ぶっかけたい」「おしっこをしたい」「うんちをしたい」「食べたい」「彼女に付けてもらいたい」「居間の神棚に飾りたい」「金銭に変えたい」などと様々な邪な欲望がわらわらと出てくるものです。しかし誰一人持ち帰らずに持ち主が気が付いて取りにくるまでその場に置いておくなんてこんなに善意に満ちたことがあるでしょうか。

 

 

 

高齢化による介護問題やブラック企業問題、待機児童問題に所得格差など様々な問題を抱える日本ですが、まだまだ捨てたもんじゃないですね!僕は嬉しさのあまりそのブラジャーをヘルメットのように付けて通りを歩きました。日本はまだまだ捨てたもんじゃないぞということを伝えたかったのです。他意はなかったのです。なのに警察に捕まるなんて。そして僕は人生初の拘留所を経験しました。久しぶりに吸った娑婆の空気は格別でした。

 

 

白昼夢だったような。。。。。。。。

僕は深夜二時過ぎの閑散としたサンシャイン通りを歩いていた。昼間の活気とは打って変わりそこにはただのうすら寒い沈黙が鎮座していた。すると目の前から大学生風のカップルがやってきた。カップルの女のほうが前傾姿勢で腹部を抑えながら「もうこの場から一歩も動けない」と言っていた。どうやら女が大便を我慢していうようだ。男は「もうすぐトイレだからね!頑張って!」と何度も言っていてまるで出産直前の妊婦を励ますようだった。女のほうはさっきからノロノロとカタツムリにも越されそうなスピードで微かにしか前進していなかった。僕はやれやれと思った。このままではあの彼氏の男は朝日と恋人の女の大便を漏らした姿を同時に拝むことになるだろう。

 

 

僕は距離を取りあのカップルのやり取りを眺めていたが本人たちは必死なのかもしれないが喜劇にしか見えなかった。チャップリンが言うように悲劇は遠くから見たら喜劇なんだという名言を改めて痛感した。それにこれはある意味でとても貴重なシーンを見ることができるかもしれない。考えてみれば女が大便を漏らす姿なんて生まれてから一度も見たことが無かった。男はけっこう頻繁に漏らすことは知っているし、自分として一ヶ月に一回は漏らす。けれど女が漏らすというのはあまり聞かない。これはもしかすると今日見ることができるかもしれないと僕の胸は高鳴った。

 

 

見ると男がどこからか水色の大きい樽を持ってきて「大丈夫!大丈夫だから!」と言っていた。何が大丈夫なんだろうか。あの男は何を考えているのだろうか。いざとなれば自分の恋人の女にあの樽でしろ言っているのだろうか。脳みそをまともに活用しているとは到底思えない。相も変わらず女はナメクジスピードで歩を進めている。気が付くと僕の顔には笑みがこぼれていた。コントだ。あれはコントだ。事実は小説より奇なりというか事実はコントよりおもろいのだ。

 

 

すると男が「ぷ~~」と場違いなおならをした。男と女は笑いだした。緊張と緩和。人間が最も笑いやすい瞬間だ。次の瞬間女はその場に崩れ落ちた。元旦におろし立ての下着を付けるような晴れやかな顔で女は「で、出ちゃった」と言った。男はまるで女をただの人糞を見るかのような目で見ていた。なぜかこっちまで大便をしたくなった。

 

 

 

 

 

 

 

寒風摩擦

いやーやばいね。今日の寒さ。さっきちょっとコンビニまで行ったけど全身の皮膚が引き裂かれてバラバラに飛んでいっちゃうかと思った。あともうちょっと外にいたら「はわわわ~」とか言いながらアへ顔で失禁してたと思う。風も半端なく強いしね。どうしたんだ天気よ。なんでお前は俺たち人間をこうも苦しめる。お前になんの権限があって俺たちをこうも苦しめるんだ。このナス。このお天気ナス。

 

と思っていたら急転直下。俺は天気に感謝することになった。強い風に吹かれてブラジャーが目の前に落ちてきた。黒いブラジャーで白い刺繍で何やら花のような模様が描かれていれてドエロい。やばい光の速さでポケットに入れたい。家に帰ってクンカクンカしたいし、舐めたいし、自分で付けたい。けど俺は今まで清く正しく美しくを信条に生きていた男だからさ。このブラを拾うなんてとてもお天道様に背を向けるようなことはできない。でもどうしよう。欲しい。喉からハンドでリーブする程欲しい。そして俺はそのブラを拾いあげポケットに無造作に放り込んでから近所の神社の賽銭に1000円を奉納した。

人生は暇つぶしっていうけども

暇の極致に達したというか暇という布が俺の全身を覆いつくそうしてきやがったから弾丸のように我が家を飛び出した。特にすることもなかったから自宅付近の中山道をふらふらとあてどなく歩いていたら目の前から一人の女がやってきた。美人とまでは言えないが好みの顔だった。女の出立ちは上はピッチリとしたTシャツに下はダボダボのジャージという家着のような恰好だった。よく見ると女のTシャツに胸元には二つのポッチが浮き出ていた。

 

エンドウ豆くらいの二つのポッチに気を取られていたが、女の胸は歩くたびに縦に揺れていた。おっぱいが縦揺れをしていた。物体が縦揺れを起こすにはかなりの震度が必要なはず。おっぱいはもうブルンブルンと揺れていたからもうあれは首都直下地震があの女の胸で起きているとしか思えなかった。というかあの揺れはノーブラじゃないとありえない。こうなるともうノーブラかどうか意地でも知りたくなる。女と自分はけっこう差があったからすれ違う瞬間に女の胸元を上から見ると予想通りノーブラだった。というか胸の先端まで見えた。平たく言うと乳首もガッツリ見ちゃった。

 

乳首まで見てしまうとなんか罪悪感のようなものが出てきた。自分にも良心の呵責があるんだなということを再認識することができた。さっきから股間が熱いなと思っていたら案の定ギンギンに自分の自分がそそり立っていた。「いてて、あいてて」と言いながら前かがみの姿勢で自宅に非難することにした。収まれ収まれと心の中で念じても一向に収まる気配はなく宇宙意思的なもので操作されているのかと思ったが確かめようがないので家に着いたら一発ナにをすることにした。おかずはもちろんさっきの女だ。ではさらば☆彡

 

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ友を訪ねて三千里

しんのすけは新宿の繁華街を約束の喫茶店に向かって歩を進めていた。春日部防衛隊を結成していた当時から月日は流れ、早いもので20年経っていた。もはやしんのすけは少年と言える年齢ではない。身長は180前後で細身ながらも筋肉が詰まった体躯をしていた。顔は端正な甘いマスクで俳優と紹介されても誰も疑いはしないだろう。しんのすけの仕事は戸建て不動産の営業だった。毎日毎日ノルマに追われているがお客の一生ものの不動産を売ることにやりがいを感じていた。

 

                  ★

 

しんのすけは約束の喫茶店に付きドアを開けた。約束の人物は喫茶店の奥の死角となる席で本を読んでいた。「やあ、トオルくん。調子はどうだい?」しんのすけは声をかけた。約束の人物はかつての親友、風間トオルだった。トオルは目を細め懐かしむように言った。「おしりぶりぶり~はもうやらないのか?」

 

しんのすけとトオルはかれこれもう20年は合っていなかった。つまり幼稚園を卒業してからは一度も合っていなかったのだ。「それにしてもしんのすけ。見ないうちに随分と変わったじゃないか」トオルはしんのすけの厚い胸筋をジロジロ見ながら言った。「そりゃそうさ。中・高・大とラグビーをやっていてね。毎日毎日ラグビー漬けさ。キャプテンまでやらされてね。やれやれだよ。」しんのすけは自嘲気味に言った。「トオルくんは予想通りだね。ザ・エリートって感じだ。」トオルは銀縁のメタルフレームの眼鏡をかけ、黒い高級そうな細身のスーツに身を包んでいた。ヘアースタイルは以前のままだったが。実際のところもトオルは東京大学を優秀な成績で卒業し官僚になっていた。

「所詮お役所仕事さ」トオルは自嘲気味に言った。「最近考えるんだが、あんなに仲が良かった俺たちが幼稚園を卒業してから一度も合わなった理由がわかるか?」しんのすけは運ばれてきたコーヒーを飲みながら「いいや、わからない」言った。「俺たちは所詮幼稚園の中だけの仲良し五人組を演じていただけなのさ。だから幼稚園を卒業したら会う必要がない。」しんのすけは無言で珈琲を飲み続けた。

 

「確かにそうかもしれない。トオル君の言う通りなのかもしれない。しかし、トオルくん。君はこれっぽちも。小指の先ほども僕たち五人組に友情を感じていなかったのかい?」しんのすけは質問した。しんのすけも確かにトオルの言い分には少なからず納得した。しかしトオルを含め四人に対して友情を感じていたのも事実だった。「どうだかね」トオルは吐き捨てるように言った。

 

 

                  ★

 

「それで今日はどういった要件なんだい?そろそろ本題に移ってくれると嬉しいんだけれど」トオルはふむと言い、運ばれてきたコーヒーを見つめた。「ボーちゃんが失踪した。」トオルは苦虫を噛みしめるように言った。「失踪?今、君は失踪って言ったのかい?」しんのすけは信じられなかった。確かに五人の中では一番謎が多く掴みどころがない性格だったのは確かだ。しかし失踪するほどの闇を当時は抱えているとは思えなった。「そうだ。失踪だ。そして警察は取り合ってくれない。誰も行方を知らない。だからこうして唯一連絡が取れたしんのすけに心当たりがないか聞いているんじゃないか」しんのすけは今だ唖然としていた。もちろんしんのすけだって全く心あたりはない。なにせ20年も会っていないのだ。

 

 

「警察が動いてくれないということは僕らで探し出すかしない。つまり春日部防衛隊再結成だ。」トオルは言った。「それは本気で言ってるのかい?」しんのすけは今だ信じられないといった顔で言った。

 

こうして彼らのボーちゃんを巡る冒険が幕を切った。

 

 

 

 

 

道なりへ~アビーロード~

新大久保から西武新宿駅にかけての線路横の道を歩いていた。左手にはコリアンタウンが広がっている。この道は多くの若者が新大久保と新宿の行き来に利用しているようだ。僕のその中の一人に過ぎない。しばらく道なりに歩いていると左手に道を折れたところのラブホテルから男女が出てきた。男のほうは首をコクンとだけして別れの挨拶のようなものをして、女のほうは営業用といった笑顔を顔に張り付かせながら右手を元気よく振り、二人は逆方向に散っていった。恐らくあの男が女を買ったのだ。あの女は娼婦なのだろう。

 

 

女ほうは20代中盤で小柄で美人とまでは言えないまでも丸顔でとても愛嬌がある顔で黒いもこもことした長いコートを着ていた。そして着衣の上からでも一目でわかるほどの豊かな乳房をしていた。僕は大のおっぱい星人なのだ。僕は即座に女の後を五メートル程の等間隔を保ちながらつけた。法律は触れていない。ただ後をつけているだけだ。僕は街中で気になった女の後を自分が納得いくところまでつける癖のようなものがあるのだ。

 

 

女はしばらく道なりに歩くと右手に現れたかなり古びた雑多ビルとアパートのハーフのようなもの吸い込まれていった。ここにあの女が住んでいるのだろうか。とても若い女が住む場所とも思えなかった。もしかするとあそこから女は派遣されたのかもしれない。あそこの一角に売春婦の元締めのようなものがあるのかもしれない。幸い僕のポッケットには八万が入っている。これくらいあればあの女を僕も買えるかもしれない。

 

 

 

しばらく僕は再び女が出てくるのを待つことにした。煙草に火をつけ紫煙をくゆらせながらさっきの女のことを考えた。いや正確にはあの女のロケットおっぱいのことを考えた。するとスマホの着信音が鳴った。見てみると母親からだった。なんでよりに寄ってこんなタイミングなんだろう。電話は13コール鳴っても止まらなかった。思えば僕はこの四年間盆と正月すら帰っていない。母親からすれば東京で暮らしている一人息子が心配で堪らないのかもしれない。

 

 

 

これはもしかすると神からの啓示なのかもしれない。こんなアホなことをやめろと。八万をそんなことに使うな、実りあることに使えとのメッセージなのかもしれない。母親からの着信は26コールに入っても止まらなかった。僕はまだ迷っていた。今ここで電話に出たら、間違いなく僕はあの巨乳の女への執念が薄れてしまう気がした。緊張の糸がちぎれてしまう気がしたのだ。なんといったっていきなり女に金を払うからセックスをさせてくれと頼むのだ。しかもそれが売春婦であるとの確かな確証はない。あるのは淡い期待だけだ。

 

 

 

そんな危険なことを今からしようというのだ。この臨戦態勢を母親の電話でとぎらせることはできない。しばらくすると先ほどの女と男が出てきた。男のほうは見るからに堅気じゃない。周囲を警戒する目つきが鋭すぎるのだ。男がもしかすると売春婦の管理人のようなものだろうか。この状態で話かけるなんて勇気は僕はこれっぽちも持ち合わせていなかった。僕は諦め、元来た道を引き返した。まだ鳴り続けていた母親からの着信に出ると話の内容は父方の祖父が死んだのですぐに帰ってこいとのことだった。優しい祖父の顔を思い出し涙が止まらなかった。すると目の前から背の高いムチムチと肉付きの良い巨乳の女が現れた。僕はすかさず五メートル程の等間隔を保ちながら後をつけた。

 

 

春よ~遠き春よ~

冬の凍てつく寒気が徐々に弱まり、春の到来を予見させる陽光が強みを増してきた。その光は全ての生き物に等しく降り注ぎ、生命活動を助長させる。それは変態・変人も例外じゃない。春は冬眠から目覚めた山の熊などだけでなく、変態・変人が各々の活動を再開する時期なのだ。今日は僕が出会ったそんな変態・変人のことを書こうと思う。

 

あれは昨日のことだ。僕はアルバイトの帰りだった。泥のように重くなった体で駅のプラットフォームのベンチに座り、電車を待っていた。瞼が鉛を乗せられたように重い。一瞬でも気を抜くと今にも寝てしまいそうだった。すると後方が何やら騒がしい。二人の男女が何やら騒いでいるようだ。振り返るのが面倒だったので耳だけ澄ませて聞いていると「起きてください!」、「電車来ちゃいますよ!」そう口々に叫んでいた。どうやら酔いつぶれた男性を二人組の男女が起こしているようだ。

 

しばらく二人組が声をかけ続けると、男性は起きてどこかへ行ってしまったらしい。「良かったですね」、「無事家に帰れると良いですよね」と口々に言っていた。会話からすると二人は先ほどの男性を起こすという共通の目的で知り合っただけらしかかった。すると男のほうが「今からあなたの家に行っても良いですか?」と突飛な提案をした。

 

女のほうはもちろん断った。男のほうはすかさず「じゃあ、今から飲みに行きませんか?」と新たな提案をしていた。見事なフット・イン・ザ・ドアだった。土台無理な提案を始めにふっかけ、次に譲歩案を提示し相手の心理的ハードルを下げるセールスの基本の技だ。女はまたも断った。当然だ。こんな小細工が通用するわけないのだ。男は血迷ったのかまたも「やっぱり今からあなたの家に行っても良いですか?」と提案していた。もしかするとボケのつもりなのだろうか。そうだとしたら怖ろしく笑えないボケだ。当然の如く女は即座に断った。その声には明らかな怒気が込められていた。

 

男はさすがに諦めたのか、「助け合わなきゃよ~!人間は助け合わなきゃよ~!助け合いだろうがよ~!」と意味不明なことを怒鳴り散らしながらどこかへ消え去った。男にとってはさっき出会ったばかりの女の家に行くことが助け合いなのだろうか。自分の身勝手な性欲を知り合ったばかりの女にぶつけることが助け合いなのだろうか。

 

しかし僕は男に一種の尊敬の念を覚えていた。草食系男子と揶揄される女性に奥手な男性が増えている昨今、あの男はさっき出会ったばかりの女に執拗にアプローチを繰り出していた。もしかすると酔っ払いを起こすことも全て計算の内だったかもしれない。そう考えるとあの男は「早食系男子」なのではないだろうか。アプローチの仕方は間違っていたかもしれないが、あのメンタリティーは決してバカにはできない。そんなことを考えていると僕が乗る電車がやってきた。

 

立ち上がると同時に、あの男がどんな女を口説いていたのか気になり後ろを振り返ってみるとそこにはとんでない不美人がいた。失礼極まりないのは分かっているのだが、お世辞にも綺麗とは言い難い容姿の持ち主だった。男よ、どんだけ溜まってたんだ。